木工

2014年10月13日

書割パネルをジグソーで切る

劇場に行って、書割りパネルをその絵に沿ってジグソーで切抜く、という仕事があった。
絵のままだと太さがまちまちになってしまうことと、ホリゾントが見えにくくなってしまうことが原因としてあったようだ。

一般的にベニヤを切るだけならばドリルで穴を開けて、そこからジグソーの刃を入れて切ってゆけばよい。
だが今回は下に骨があるので刃が通る前に、予め釘がありそうな箇所を調べ、抜いていかなくてはならない。
最初のこの確認と除去作業を怠ると、後々更に面倒くさくなるのでしっかりやっといた方がいい。

今回、1枚目はその点の配慮が足りず面倒くさくなってしまったが、二枚目は横骨を一気に外し、8分釘を抜いておいたので楽に作業できた。

しかし俺は迂闊にも切らなくてもよい縦骨も切って外そうとしてしまった。(疲れていたからと言わせてください…)
パネル加工の際は、片面だけでなく両面の様子を確認して判断する習慣をぜひ身に付けたい。

またジグソーで切始めるための穴を開ける時、大きな穴をガッとあけるより、角など方向転換しそうなところを狙って5ミリ幅くらいの穴を開けてゆけば、ジグソーでの方向転換で戸惑うことが少なくなり、きれいに仕上げる。

俺は今まで手慣れた先輩を見習ってジグソーを使うだけで方向転換しようとして、いつも失敗していたかまごついていたため、汚く遅く仕上がってしまっていた。
先輩を見習え、などと言われるが自分のやり方をちゃんと探すつもりでいないと結果的にはいい仕事は出来ないのだ。

職人の言う「俺のやり方でやれ」という教育は、個人的に向いていないと思う。仕事において自分を知ることって大切だ。

taishudoor at 11:45|PermalinkComments(0)

2014年07月29日

パネルソーでベニヤ重ね切りの時のメモ

パネルソー(と呼んでいる機械)でベニヤを重ねて切る時、奥の方のベニヤが引っ込んでいしまっていてもそれに気づかず、ウィ〜ンと切ってしまった結果、一分も誤差を生じさせるミスをやってしまった。

いきなり一気に重ね切りするのではなく、ちゃんと一枚目はしっかり測ってチェックして、指でズレがないか触覚で確認してから、パネルソーを切るようにすること。

割と大雑把な性格な自分であるが、五厘の誤差も見逃さないように努めたい。

怒られないように頑張ろう。

taishudoor at 20:29|PermalinkComments(0)